明日はせっかくの水曜日なのに、はずせない用事で観にいけないので今日行ってきました。
六本木でやってないので(何でだろう)川崎のTOHOシネマに行きました。いくら初回とはいえ10人しか観客のいない映画は初めてでした。見回したら男5人女5人でした(それがどうしたってことはないけど・・)
元ストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)と死亡欄の記者ダン(ジュード・ロウ)が恋におちて同棲していますが、作家となったダンはフォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)と瞬間的に愛し合います。でも一方アンナは、偶然知り合った医者のラリー(
クライブ・オーウェン)と結婚します。でもダンとアンナは情事を続け、4人がもつれて行きます。。。
ストーリーはこれだけなんですが、登場人物も4人だけ。(セリフありがね)ずっとずっとしゃべっているのです。キスシーンはあるけど、ベッドシーンはない。でもセリフがすごい。こんなの普通の映画でいいの?翻訳よくできたね?というセリフのオンパレード。大人しか見れないよ。
方針として、できるだけネタバレは避けているので、結果とかセリフとかはいえないのですが、
アンナとダンのキスで、恋に落ちるのは当然と表現できてるのはすごい。上手。
ラリーとアンナはほとんどボディのからみはないのに、欲望丸出しですごい。上手。
アリスは哀しい愛を体中で表現しててすごい。上手。
(でも、ナタリーの膝がなんだか子供っぽくて、ストリップしてもラブシーンしても、セクシードレスであるいても娘を見るようで哀しかった。もうちょっと足から大人にならなきゃ)
獲ったり獲られたり、嘘ついたり真実を探ったり・・
この映画は、自分が男女関係においてどんな経験をつんできたかで受け取り方が変わってくると思います。
大きな感想は、男の子供っぽさは弱い。女は子供でも強い。
ジュードは情けない正直な役がぴったり。クライブはいやらしい感じがうまく出せていた。
ナタリーは足はおいといて、けなげな強い女の子だった。
で、ジュリアは?力が抜けてて、とても良かった。ずるいけど大人はこうだよねって言う答えだった。
でも嫉妬って男のほうが受け取れないのかもね。
昔は、女が嫉妬に狂って犯罪を犯すって言う映画とか実話とか多かったけど。
今は、男と女とか言ってられなくて、人間性だけなのかな。
そして、体の関係ってとても難しいことになっちゃうんだなあ。
私は自分の経験上、クライブの取った行動が一番正直で、この話の軸になるなと思ってます。
よくもわるくも、かなり自分の体験を思い出させてくれる映画でした。
一人で見たほうが良いと思う。
だれとも分かち合わなくても、自分だけは自分のこと知ってるからね。
それを見られると思います。