3日連続で映画館に行くのは生まれて初めて。多少疲れ気味か?(集中するので)
で、久しぶりに前売りを買っておいた「ライフ・アクアティック」を観に、恵比寿ガーデンシネマに向う。
「ロイヤルテネンバウム」は観たかったのだが見逃し、これだけは観ておきたかったので乗り込みました。
スティーブン・ズィスー(ビル・マーレイ)率いる「チーム・ズィスー」は海洋探検し映画を製作している。昔と比べてぜんぜん映画がヒットしない中、片棒を「ジャガーザメ」に殺され、リベンジと同時に人気回復を狙ってベラフォンテ号で海に乗り出していく。その中には、息子かもしれないネッド(オーウェン・ウィルソン)や意味がわからない記者で妊婦のジェーン(ケイト・ブランシェット)などが乗り込んでいる。わがままで子供のような、スティーブンは無理やり、危険を顧みず航海を続けていくが・・
で、結果から言うと、これはかなり好き好きが別れると思います。
私は、面白くなるぞ面白くなるぞと期待していたのですが、私の感覚ではついていけないというか、どう楽しんだらいいのかしら、ってここ最近みた映画では感じなかったものを持ったわけです。
きっと、感覚的に洒落ていて優れた人ならとても面白いのかもしれない。
理由とか、同調とか、いろいろ考えちゃったら楽しめない映画なんだろうな。
決して中身が薄っぺらとかそういうのではなく、素敵感に酔えないと、ペーソスっていうのが自分と合わないと難しいのかも知れない。
アンジェリカ・ヒューストンのクールな妻が素敵だったり、ウイリィアム・デフォーのおバカぶりが可愛かったり、ジェフ・ゴールドプラムが脇をしっかりいやらしく固めてたりして、みなさん楽しんでるのが、良いですね。
でも、私が一番良かったのは、デビッド・ボウイの音楽をギターひとつでボサノバ化させてる、乗組員のペレ役を演じた
セウ・ジョルジに会えたことですね。
とっても素敵だし、ブラジリアンな雰囲気が海上にあってるしね。
テーマ曲は耳に残って離れません。(ピピピピン♪ジャンンジャカジャンジャカって感じ)
あれ、こうやって書いてるうちに、音楽とか場面とか蘇ってきて、印象が戻ってきた。
つまり、音楽・視覚・演技の三つ巴で、頭に残すのか?この監督。