映画の日だし、子供はいないしで、午後に見に行ってきました。カップルがいっぱい。いつも午前中なので居心地悪かったです。
マイケル・ベイはあまり好きではないのですが、ユアンがかなり好みなので行きました。予告編を見てるとパニックものっぽかったんだけど、パニック含むSFでした。(あれ?宇宙戦争?)
「あなたが選ばれました」これがキーになるこの作品。ユアンはchoosen続きで、でも彼本来の姿が出てたと思います。
スカーレット・ヨハンソンは、巷で男をとりこにする女といわれているようですが、しょうがない。あの瞳と唇でそこにいる男性を奪ってしまうでしょうね。媚びないし。まだ21歳だし、やわやわした体じゃないし、これからたいした女優になると思います。
近未来。汚染された世界を裂け、すべてをコンピュータで管理された人々は「アイランド・・・世界の楽園」だけを夢見て、画一的な生活をしています。そんな中、リンカーン・6・エコー(ユアン・マクレガー)はその生活に疑問を持っています。親しいジョーダン・2・デルタ(スカーレット・ヨハンソン)たちにその疑問をぶつけても、他の人々はただアイランドに行くことだけを夢見ています。
偶然、生きている虫が外の世界からやってきたことを知ったリンカーンは、施設を抜け出し、恐るべき真実を知り「アイランド」行きが決まったジョーダンを連れて施設を逃亡します。
それを知った施設を作ったメリック博士(
ショーン・ビーン)は傭兵上がりのアルバート(
ジャイモン・フンスー)を使って必死の捜索を続けます。施設の恐ろしい秘密を守るために・・・
予告編を見てるとこの辺のこと、ほとんどわかるのですが、心理描写とかそういう映画ではないのですっかりそのジェットコースターぶりに酔うことが出来ました。
ユアンとスカーレットをこの役につかったのは大成功といえるでしょう。施設で育てられ、無垢なまま普通の世界に入ってく二人を演じるとき、完全に「無垢」の顔を出来る二人はもともとそういう人なんじゃないかしらっておもうくらい、うまく演じています。
・・・たぶんこの映画の中心は予告編でわかるよね?なのであえて言いますが「クローン」の世界の恐ろしさを描きたかったのか、近未来におこりうる人間の「欲」を描きたかったのか・・
マイケル・ベイの映画は大掛かりにして大味だといつも思います。今回もそうではあるのですが、二人の素直な(?)熱演で結構面白くなってますね。
もちろん
スティーブ・ブシェミも良いんだけど、なんだか良い人過ぎてね。ちょっとブシェミじゃなくてもな、とか思いました。ショーン・ビーンは「トゥルーマン・ショー」のエド・エドハリスみたいでちょっと哀しい感じ。一番素敵だったのは、ジャイモン・フンスーじゃないかな。
かなりの娯楽大作。ただ、最後のシーンはその先の恐ろしさを残すのでまだ作れるかなって感じはするけどね。誰かと映画を楽しもうとするときにはぴったりの作品化と思います。
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